2016年5月11日水曜日

被災地の皆様へ お見舞い申し上げます

このたびの熊本を中心とした地震で被害に遭われた皆様に、
心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
いまだに余震が続いており避難生活が長期化する中、
被災された方々の体調が心配されます

実は4月16日(土)の本震が起きた時、住職と私坊守は大分にいました
「第4回ANJINサミット」が、大分県臼杵市で開催される予定でした
結局開催は中止になったのですが、住職はそのサミットに
臼杵市からパネリストとして参加を依頼されていました。

16日の夜中、臼杵市が用意して下さったホテルで
私たちは地震による激しい揺れに恐ろしい思いをしました
大きな地震の後にも何度も余震が起こり、眠れぬ一夜を過ごしました

朝方4時前には、臼杵市から中止になったとのご連絡をいただきました
そして9時頃には、作業服姿の中野臼杵市長が、
ホテルにお越しになりご挨拶下さいました

大変お忙しい中、わざわざいらして下さり恐縮しました

短い時間ではありましたが、丁重なるご挨拶を頂いた上
電車が不通になり、この先どうやって大分空港に行こうかと
途方にくれていた私たちを、ご親切にも「空港へ送って差し上げなさい」
と、市の職員の方に指示を出して下さいました
本当に有り難かったです
お蔭様で、その日のうちに横須賀に帰ることができました

予定されていた「第4回ANJINサミット」

サミットが開催されなかったのは残念でしたが
たまたまパネリストのお一人だった立平進先生が
同じホテルにお泊りになっていらっしゃり
朝食の際に、色々貴重なお話をいただくことができたのは幸いでした

サミット予定日の前日(4月15日)に臼杵市に入りましたので
国宝の臼杵石仏を観に行くことができました

タクシーの運転手さんが歴史に詳しい人で
色々解説をしてくれました
たくさんの石仏群の中でも特に大きい仏様
大日如来像でいらっしゃいます。温和なお姿です





間近でお参りして本当に感動しました
臼杵石仏は自然の岩を彫刻して造られた磨崖仏です
平安時代後期から鎌倉時代にかけて作成されたと言われていますが
作者は分かっていません 
石仏は、全部で60体余りあります
何人かの集団によって造られたと思われます

露座のままでは破損が進むので、社殿が建てられ保護されています

本当に美しい里の風景です

この日は石仏の里の後、臼杵城跡へも行きました
三浦按針の乗ったリーフデ号が着いたと言われる黒島を
対岸からはるか臨んだ時は、何とも感慨無量でした

黒島は思ったよりも陸地近くにあり、意外でした

臼杵市は、16世紀に大友宗麟が治めていた地で
宗麟が南蛮貿易を盛んに行ったので、当時は国際都市だったようです

臼杵は自然が豊かで海がとてもきれいなところでした
今回その機会はありませんでしたが、臼杵は河豚の名産地だそうです
市内にも「フグ料理」の旗や看板をよく見かけました

私たちは幸い無事に家に帰ることができましたが
その後の度々の余震による影響はどうだったでしょうか?

按針ゆかりの4市(臼杵市・平戸市・伊東市・横須賀市)は、
一昨年、大規模災害時に相互応援する災害協定を結びました
今こそそれが実行にうつされる時です
浄土寺としても、できることを話し合い実行したいと思います