お勤めの後、住職が「歎異抄」の中の一節、親鸞聖人の「火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたはごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」のお言葉をご紹介し、「震災で犠牲となられた方々のいのちと私たちは、たとえ家族や親戚、知人でなかったとしてもつながっています。亡くなられた方々のかけがえのないいのちを大切に、私たちのいのちとして生かさせていただきましょう。」、とお話し致しました。
法要後、皆さんと書院でお茶を飲みながら、あの日それぞれが経験したことや感じたことなどを思い出し語り合いました。一年経っても、まだ被災地は復興の端緒についたばかりの有様で、わが身に引き寄せながら私たちにできることを語り合いました。一人家であの日の津波の映像を見ていると、辛くそして不安な気持ちになるけれど、みんなで「怖かったねえ」「びっくりしたね」と言い合えることで安心できるって不思議です。こうした何気なく支えあう場を大切にしたいものです。(坊守記)